子供に中学ポピーを継続している和歌です。今回は「ポピーで高校受験ってどうなの?」という疑問に答えます。
塾なし&ポピーのみで高校受験できる?
という疑問に対して、ポピーを継続している私なりの答えはこちら。
私の感想として、中学ポピーだけに頼った勉強がすべての高校受験におすすめとは思いません。
なぜこのような結果になったのか、詳しく解説します。
これから中学ポピーをお考えあれば、今回の内容はかなり参考になるかと思います。
ポピーと高校受験の相性について徹底分析
ポピーが高校受験にもたらす影響を、私はつぎの3項目でチェックしてみました。
- 学習できる内容
- 定期テスト対策
- 入試対策
いずれの項目においても、高校受験と深く関わりのあるポイントになります。
これらの結果について、詳しく解説していきます。
ポピーと高校受験「学習できる内容」
中学ポピーで学習できる内容は、おもに「5教科の基礎・応用範囲」となります。
かなり再現性の高い教科書準拠となっているため、学校とほぼ同じペースで学習可能。いわゆる学校で習う学習内容を、そのままポピーで学べるといってもいいかもしれません。
とくに5教科の基礎範囲については十分に学ぶことが可能で、基礎を理解するための詳しい解説をはじめ、解き方のコツなどアドバイス的な情報もかなり充実しているイメージ。通信教育(紙教材)のなかでもポピーの解説は理解しやすく、とくにわかりやすいといった特徴を強く感じます。
ただし応用範囲については深く学べるというほどのボリュームではなく、基礎のやや延長範囲といったように中学校における学習としては十分といえる内容。したがって中学ポピーでしっかりと学べる内容としては、中学校の基礎範囲が中心という結論が適当ではないかと思います。
中学校における5教科基礎範囲においては極めてしっかりと学べる、しかし応用範囲については浅く広く学べるというのが中学ポピーの全体的な内容となります。
このことから考えると、中学ポピーによる高校受験対策は「公立高校にかなり適している」といった内容で、基礎範囲のみから出題される公立高校受験においては対応可能といえる通信教材。ただし独自応用問題が出題される難関私立高校の受験においては、あまり深い応用学習は期待できないためやや内容不足かなというのが私の実体験からの見解になります。
ポピーと高校受験「定期テスト対策」
中学ポピーの大きなメリットともいえるのが「定期テスト対策」という別冊教材。
この定期テスト対策はかなり良くできていて、ポピーの本教材が教科書準拠ということで中学校の中間・期末テストにぴったりの内容。まさに定期テスト予想問題といった使い方が可能といえる別冊教材になります。
このポピーに付随される定期テスト対策は、内容的に見れば極めて高い学習効果が期待できるもの。とはいえ定期テスト範囲(基礎学習範囲)を中心とした出題となるので、やはり難関私立高校への受験にむけた応用学習としてはやや不足を感じる内容であると思います。
ただし難関私立高校の受験における基礎学習としては、かなり適した内容であることも確か。したがってポピーの定期テスト対策で内申点向上を図るといった使い方をすることで、定期テストの点数アップによる内申点向上をめざすことは極めて公立高校・難関私立高校いずれの受験においても効果的であると思います。
中学ポピーの定期テスト対策は、内申点アップに向け高い学習効果が期待できる内容。したがって志望校の偏差値を問わず、内申点向上をめざすために極めて有効な手段になるかと。
とくに教科書準拠のため定期テスト対策内容もかなり一致率が高く、中間・期末テストの得点アップがかなり期待できるため、結果的に高校受験における内申点にも大きく影響を及ぼすポイントになるかと思います。
したがって中学ポピーの別冊教材「定期テスト対策」は、志望校を問わずすべての高校受験において内申点アップにつがなる学習として大きく期待可能である、といえるのではないでしょうか。
ポピーと高校受験「入試対策」
中学ポピーの本教材には「高校入試にむけた練習問題」が掲載されています。
この高校入試むけ練習問題は各単元にかならず掲載されている情報で、ちょっとした高校受験ポイントを学べるという便利な内容。問題数としては少ないですが、その単元における受験対策ができるため想像以上に効果的なポイントになると思います。
また本格的な高校入試対策としては、別冊による「高校入試対策」が極めて有意義といえる内容。
この高校入試対策という別冊教材はかなり効果的な出題内容となっているのが特徴で、これまでの高校受験問題をベースに作成されているため、本格的な高校入試過去問として十分に活用できるという充実した入試対策が期待できます。
さらにこの別冊による高校入試対策はかなりボリュームもあり、5教科の基礎学習における過去問対策としての問題集といった使い方としても極めて有効な内容。難関私立高校の受験における独自問題までは取り組めませんが、基礎範囲のみが出題される公立高校受験においては極めて十分といえる高校入試対策となっています。
したがってポピーの本教材に掲載される高校入試問題はほんの一部ですが、その単元を学ぶとき同時に学習できるため定着につなげやすいのが特徴、さらに別冊で送られてくる高校入試対策においては、極めてボリュームがあり本格的な内容となっているため、公立高校全般および難関私立高校の基礎学習としてかなり有意義な家庭学習が可能といえる内容です。
結論:ポピーだけで狙える志望校
中学ポピーで狙える志望校は、これまでの分析からすると次の通り。
✅ 公立高校全般‥公立高校受験で出題される基礎学習はすべて学べるため。
✅ 独自問題が出題されない私立高校‥学校で学ぶ履修範囲外ともいえる独自問題までは対応できないため。
基礎学習範囲外といえる独自応用問題が出題される、難関私立高校の受験以外であれば十分に対応可能。
中学ポピーではおもに基礎学習を徹底的に学べるため、公立高校全般および独自問題が出題されない公立高校受験であれば合格できるだけの知識を身につけることが大きく期待できます。
もし独自応用問題が出題される難関私立高校を受験するので会えれば、中学ポピーだけではやや不足。その場合は中学ポピーで基礎固めにとり組みながら、応用範囲においては塾やオンライン指導などの併用がおすすめです。
塾なし&ポピーのみで高校受験を目指す場合は、この結果からいえば「公立高校全般」「公立高校と同レベルの出題内容となる私立高校」が極めて適した志望校になります。
まとめ
今回は「ポピーで高校受験ってどうなの?」という疑問に対して、実体験からわかったポピーの高校受験対応範囲という形で答えてきました。めざす志望校についても回答してきたので、ぜひ高校受験勉強の参考にしてみてください。
最後にまとめとして、ここまでの分析結果を表で示してみます。
中学ポピーで対応可能な高校受験範囲 | |||
公立高校全般 | ◎ | 公立高校受験では偏差値関係なく一律問題となる。ポピーではこの基礎範囲をすべて学べる。 | |
私立高校 | 一般問題範囲 | ◎ | 私立高校受験では学校(偏差値)によって問題内容が異なる。独自問題がある場合はポピーではやや不足。 |
独自問題あり | △ |
ぜひこの表に基づいて、中学ポピーによる受験勉強を考えてみてください。
もちろん私の体験による主観的観測ではありますが、実際に中学生の子供へポピーを継続して目の当たりにした感想のため、かなり的確な分析結果になっていると思います。
中学ポピーのみで高校受験は可能だろうか‥?という疑問解消にむけ、今回の内容を参考にされると今後の行動がハッキリと見えてくるかと思います。
私が実際に中学ポピーを体験した詳しい口コミレビューはこちら。ポピーのさらに詳しい内容について感想を話しています。