子供に中学ポピーを継続している和歌です。今回は「中学ポピーと進研ゼミを比較して選びたい!」というあなたに代わって、私が徹底比較したので結果をお伝えします。
私も中学ポピーを始める前は、進研ゼミ(ベネッセ)をはじめ様々な通信教材と比較しました。
- 中学ポピーと進研ゼミどっちが学習効果高い?
- 本当の意味で最終理解につながりやすいのはポピー?進研ゼミチャレンジ?
などの疑問をもって比較検討したので、きっと同じような疑問をお持ちでしたら参考になるかと思います。
中学生「ポピー」「進研ゼミチャレンジ」7項目の比較結果
まず比較項目を一覧にして、そのあと各比較項目について私の感想を述べます。
比較項目 | ポピー | 進研ゼミチャレンジ |
送付される教材 |
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教科書準拠 | 完全準拠 | 準拠なし |
難易度 | 基礎中心&一部応用 | 基礎中心&一部応用 |
サポート体制 | ポピーMyページ | 専任アドバイザー |
苦手対策 | Check&Check (数学/理科) | ニガテをシャットアウトする本など |
監修 | 脳専門家「篠原菊紀」先生 | ベネッセ |
費用 |
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送付される教材
中学ポピーと進研ゼミを比較すると、もっとも大きな違いが「送付される教材量」ではないかと思います。
両教材の教材内容比較してみるとわかるのが、中学ポピーは1つずつの教材内容が濃い印象、進研ゼミチャレンジは学年によってピンポイントでたくさんの教材という印象をもちました。
中学ポピーはスッキリとわかりやすい、進研ゼミは細かい内容が多くやや複雑という感じ。
どちらの教材スタイルが勉強しやすいかは好みの問題ですが、一定のリズムを保ちやすいのは中学ポピーのほう。ややリズムは崩れてもその場に応じた教材がよければ進研ゼミといった感じでしょうか。
シンプルでも必要な教材が送付される、細かで複雑な教材が送付されるという違い。
子供の勉強スタイルに合わせて、より取り組みやすい通信教材を選ばれるといいのかなと思います。
教科書準拠
中学ポピーと進研ゼミを比較すると、決定的といえる明らかな違いが「教科書準拠」になります。
完全な教科書準拠となっているのは中学ポピーで、全国の出版社に対応していることで中学校とぴったり一致した家庭学習を実現できます。
さらに中学ポピーは完全な教科書準拠によって、毎日の基本学習は「見開き2ページのみ」というシンプルさ。学校で習った内容が2ページに凝縮されているので一見すると少ない勉強量に感じますが、じつは必要十分な学習を実践できるといった強み・勉強のしやすさがあります。
それに対して進研ゼミは教科書準拠になっていないため、子供自身が毎日の学習範囲などを考える必要があるため勉強グセが付いていなければやや取り組むのは難しいといった印象があります。
この教科書準拠の違いというのは、思った以上に「家庭学習の安定性」を大きく左右する項目。
教科書準拠によって学校と同じペースで勉強できれば「安定しやすい傾向」にあるので、もし勉強グセが付いていない場合は中学ポピーのほうが効率的ではないでしょうか。
難易度
中学ポピーと進研ゼミの教材内容をしっかり比較してみると、ほぼ互角といえるのが「難易度」です。
いずれの通信教材においても基礎基本範囲はバッチリと勉強できて、さらなる応用範囲についてもある程度の勉強は可能となっています。
したがって県立高校を受験する場合はいずれの通信教育でも対応可能ですが、独自の応用問題が出題される難易度の高い私立高校受験においては両者ともやや不足感があると思います。(塾との併用がおすすめ)
いずれも問題数はわりと多いため十分な家庭学習が期待でき、どちらも同じような難易度。
したがって難易度で判断するのは適切ではなく、ほかの項目を比較して総合的に選ぶ通信教育を判断されるのがおすすめかと思います。
また進研ゼミは難易度の高い「中高一貫校コース」があるので、ハイレベルの学習を希望する場合は中学ポピーと比較してもそちらのほうがおすすめです。
サポート体制
中学ポピーのサポート体制は、会員になると利用できる「ポピーMyページ」から質問可能。進研ゼミのサポート体制は「専任アドバイザー」によって行われWebや電話で質問できます。
いずれも子供の学習内容における質問をはじめ、保護者からの相談にも対応しています。
一見すると進研ゼミの電話サポートのほうが早い対応のように思えますが、電話をしても順番待ちなどの時間ロスも考えられるので結果的にポピーのサポートが早いのかもしれません。
苦手対策
中学ポピーと進研ゼミを「苦手対策」で比較すると、どちらも似たり寄ったりというのが私の印象です。
いずれも送付される教材によって苦手対策が工夫されており、とくに別冊教材による苦手対策はかなり強いのでどちらの教材を選んでもかなりの解消が期待できます。
また苦手を作らない工夫について比較してみると、中学ポピーよりも進研ゼミのほうがやや効果的。
とくに進研ゼミの別冊教材はピンポイントで、苦手を作らない工夫が細かく施されているのが特徴なので効率のよい勉強を実践できるのではないでしょうか。
とはいえ中学ポピーにおいても基本教材内で苦手を作らない工夫(最終理解まで到達しやすい)が満載なので、総合的に比較するといずれの教材も苦手に関する部分は互角のように感じます。
また中学ポピーの基本学習となる「Fresta」はイラスト付きのシンプルな印象で、大事なポイントを強調して掲載されているといった内容になります。
それに対して進研ゼミの基本学習となる「Challenge」はイラストがかなり多く、キャラクターがこと細かく書かれ説明しているという内容。
中学ポピーのシンプルさと比較すると、進研ゼミはややうるさい印象を受けるかなと。
とくに基礎学習をなかなか理解しずらい中学生の場合は、シンプルな中学ポピーと比較して、進研ゼミのこと細かなキャラクター登場スタイルのほうがおすすめかもしれません。
このあたりも苦手対策として、少しは関連してくるポイントかなと私は感じます。
監修
中学ポピーは「脳専門家の篠原菊紀先生」が監修、進研ゼミは「独自の監修」によって構成されています。
とくに専門的な知識をもとに作られているのが中学ポピーのほうで、教材全体において脳専門家によって「高い学習効果を生みだす工夫」がなされているといった特徴があります。
もともと中学ポピーを考え出したのが元京都大学総長ということもあって、さらに脳専門家による工夫でより学習効果を得やすいという効果を期待できるかもしれません。
それに対して進研ゼミは独自の歴史をもとにした監修ということで、学習教材業界で長い歴史を持っている会社なのでかなりポイントは高いような気がします。
この監修者を考えた場合、中学ポピーのほうが「効果の裏付け大」という気がします。
費用
中学ポピーと進研ゼミ比較において、わりと大きな違いといえるのが「教材費用」になります。
月謝を比較するとポピー4,800円~、進研ゼミ6,980円~、ということで約1.5倍の価格差。進研ゼミの費用が高めとなる理由は、送付される教材数の多さが影響しているのかもしれません。
したがってポピーと進研ゼミを比較するうえで「必要な教材内容であるか?」をしっかりと考慮して、費用とのバランスを考えるのもありかなと思います。
もし進研ゼミを選んでも送付される教材をすべて使わなければ割高になるだけで、それなら中学ポピーを選んだほうが最適な選択であるといえるかもしれません。
ほかにも映像授業は両教材において用意されているので互角、そこまで大きく異なる違いというのも見当たりません。したがって教材数×費用を比較することで、より適正な選択ができるのではないでしょうか。
中学ポピー・進研ゼミの選択基準
中学ポピーと進研ゼミを比較した結果、それぞれ選んで失敗しない最適なシチュエーションを考えました。
中学ポピーの選択基準
- 学校のペースに合った教科書準拠の教材を使わせたい。
- 毎日のやるべき範囲がわかりやすい紙教材を選びたい。
- ヘタな付録とかは気が散るので一切不要。
- これまでの合格実績がなるべく多い教材を利用したい。
- 安い費用&学習効果大の通信教育を選びたい。
こういった条件が当てはまれば、中学ポピーを選ぶほうが適しています。
とくに「教科書準拠」に関しては全国トップクラスの繊細度として評判で、使用している教科書とぴったりの内容で家庭学習にとり組むことができます。
学校から帰ってくると、まったく同じ内容を勉強できるのが教科書準拠の大きなメリット。
まずは中学ポピーが教科書準拠であることを第一に考え、ほかの項目については総合的に検討してみるのがおすすめです。
進研ゼミチャレンジの選択基準
- キャラクターによるキメ細かな解説があって欲しい。
- 時期に合わせてピンポイントなテスト対策などがあると嬉しい。
- 少しでも多くの教材が送られてきてほしい。
- 教科書準拠になってなくても構わない。
- 家庭学習の一貫として赤ペン先生の添削指導を受けさせたい。
このような希望があれば、進研ゼミチャレンジを選ぶほうがしっくり来ると思います。
とくに進研ゼミの教材というのはキャラクターの細かな解説がポイントで、逐一といってもいいほどアドバイスなどが掲載されているため基礎基本をわかりやすく勉強するには最適です。
また送付される教材数(別冊含め)もかなり多く、しかもその時期に遭ったピンポイントなお役立ち教材もたくさん送られてきます。至れり尽くせりといった紙教材が良ければ、進研ゼミのほうが最適な選択となります。
まとめ
今回は「中学ポピーと進研ゼミチャレンジの比較」ということで7項目の結果を解説してきました。
パッと見は同じように見える2つの紙教材ですが、いざ比較をしてみると教科書準拠の違いなど、思った以上に大きく異なることがわかりました。
いずれも歴史のある実力の伴った通信教育で、どっちを選んでもまず失敗することはありません。
今回の比較内容をじっくりと検討して、より子供に合ったほうを選んでみてください。
✅ ぜひ私の体験談も参考までに。